お寺?お神社?お宮さん?

P4272349 ちょっと面白いご質問を戴いたので情報共有(シェア)しようと思います。

「お時間のある際に教えていただけたらと思います。

神社の丁寧語を「お宮」と言うこと今日初めてしりました(汗)

私個人的には、神社のことは「神社」としか言いませんが、友人が良く「お神社」と言っています。
お神社は丁寧語ではなく「お宮」と言うと知り、なぜ世に「お宮」が根付いていないのか不思議になりました。。。

「寺」の事は「お寺」というのにね。どなたか詳しい方・・・と思った時に、真っ先にお顔が浮かんでメールしました。」(一部要約)


まとめるとこういうご質問です。

質問1)「お宮(みや)」という言葉を使う人間が質問者の方の周りに少ない理由は?
質問2)「お神社」って呼び方はありなの?

ということで解説していきましょう。


回答1)

神社の場合

1.お社(おやしろ)
2.お宮(おみや)
3.地名+敬称 (お伊勢さん、etc)
4.神名+敬称(天神様 etc)

5.近所の氏神様の場合→氏神様(うじがみさま)
6.近所の鎮守様の場合→鎮守様(ちんじゅさま)
7.生まれた場所近くの神社→産土様(うぶすなさま)

といくつか略し方があります。

なので、たまたま「お宮」を使う人が周囲に少なくても不思議はないです。寺は「お寺」以外の呼び方あまりしませんから。比叡山とか高野山とかは地名で呼ばれるほうが多いですけど。


回答2)

お神社(OJINJA)という呼び方は、おビールと同じで美しい日本語ではないと私は思います。基本的に、名詞に「お」とか「ご」かつけて丁寧に美化する場合

お+音読みの単語(やまとことば)
ご+訓読みの単語(漢語)
カタカナ語は「お」とか「ご」とかつけない

が原則です。

お+音読みの例 (お箸、お酒、お味噌汁・・・)
ご+訓読みの例 (ご主人、ご両親、御酒(ごしゅ)・・・)


ゆるい原則なので例外はたくさんありますが、原則通りに使うほうが美しく感じられることが多いです。

これ、実は日本語が古来からたくさんの外来語を取り入れてきた歴史に関係します。名詞と修飾語は同じタイプの言葉にしたほうがおさまりはよいのです。

カタカナ語でも、例えば「スーパーホテル」のように英語のスーパー(Super)と英語のホテル(hotel)を組み合わせるのはよいですが、シューペールホテル(Super hotel)と、片方をフランス語のシュペール(すごい)、片方を英語のホテルと、複数の言語を混合させるとどことなく変な感じになるのです。

■次回の朝会は7月29日です。(ラストです)

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